4.となりのシロちゃん

タマの世界征服

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	4. となりのシロちゃん
	本日快晴！ 「タマちゃんこんにちは。」 気持ち良く縁側の日向でねそべっていたタマに声をかけたのは、隣のシロちゃん。 「シロちゃん、一緒にゴロゴロしない？」 重いまぶたをあけながらタマが誘った。シロちゃんも縁側に上がりゴロゴロした。 「タマちゃんちは縁側があっていいよね、持ちいい～私の家は縁側が無いし、小太郎に捕まると逃げるのに大変だし。タエちゃんは優しいしいいよね～」 「シロちゃんは知らないからそんなこと言えるんだ、僕もタエちゃんには着せ替え人形のようになってるし。昔の飼い主にはいじめられ捨てられたんだ、僕は人間を許さない。」 「タマちゃん、人間は悪い人ばかりじゃないよ。人形のように扱いながらも、あれで可愛がっているみたいよ。」 しかし、タマには納得がいかない。 「ところでタマちゃん、桜ヶ丘第六校区の集会来ない？皆に紹介しようと思って…」 「わ～いいね、皆に紹介してもらえると嬉しいよ！」 「毎朝、桜ヶ丘公園でやってるから明日どう？」 「わかったよ、明日朝から抜け出してくるね～楽しみだ。」 タマとシロはまたゴロゴロマッタリとしていた。 「タマ～。あら、隣のシロちゃんも遊びに来てたのね。一緒におやつでもどう？」 すぐにおやつに飛び付くタマとシロだった。

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